トップ
>
山峡
>
やまかひ
ふりがな文庫
“
山峡
(
やまかひ
)” の例文
旧字:
山峽
五月雨
(
さみだれ
)
の生暖かき夜なんどは彼方の峯、
此方
(
こなた
)
の
山峡
(
やまかひ
)
より人魂の尾を引きて
此
(
この
)
寺の方へ漂ひ寄り来るを物ともせぬ
強気者
(
したゝかもの
)
に候ひしが、
妾
(
わらは
)
を見てしより如何様にか思ひ定めけむ。
白くれない
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
山峡
(
やまかひ
)
に藁葺きの屋根が見え出した。それがダニーロの父祖から伝はる屋敷である。
ディカーニカ近郷夜話 後篇:03 怖ろしき復讐
(新字旧仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
朝なさな船の
太笛
(
ふとぶえ
)
聞きしより
山峡
(
やまかひ
)
のこともわきて思はず
つゆじも
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
山峡
(
やまかひ
)
に橋を架けむと耀くは行基菩薩か
金色光
(
こんじきくわう
)
に
雲母集
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
山峡
(
やまかひ
)
の水の流れが深々と耳に響いた。
浮雲
(新字旧仮名)
/
林芙美子
(著)
“山峡”の意味
《名詞》
山山に挟まれた谷間。
(出典:Wiktionary)
山
常用漢字
小1
部首:⼭
3画
峡
常用漢字
中学
部首:⼭
9画
“山”で始まる語句
山
山家
山路
山羊
山茶花
山間
山中
山谷
山毛欅
山車