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吸殻
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すひがら
ふりがな文庫
“
吸殻
(
すひがら
)” の例文
旧字:
吸殼
はや
其
(
そ
)
の
谷川
(
たにかは
)
の
音
(
おと
)
を
聞
(
き
)
くと
我身
(
わがみ
)
で
持余
(
もてあま
)
す
蛭
(
ひる
)
の
吸殻
(
すひがら
)
を
真逆
(
まツさかさま
)
に
投込
(
なげこ
)
んで、
水
(
みづ
)
に
浸
(
ひた
)
したら
嘸
(
さぞ
)
可
(
いゝ
)
心地
(
こゝち
)
であらうと思ふ
位
(
くらゐ
)
、
何
(
なん
)
の
渡
(
わた
)
りかけて
壊
(
こは
)
れたら
夫
(
それ
)
なりけり。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
蘿月
(
らげつ
)
は
静
(
しづか
)
に
煙草
(
たばこ
)
の
吸殻
(
すひがら
)
をはたいて、
誰
(
たれ
)
にかぎらず若い
中
(
うち
)
は
兎角
(
とかく
)
に気の迷ふことがある。気の迷つてゐる時には、自分にも
覚
(
おぼ
)
えがあるが、親の意見も
仇
(
あだ
)
としか
聞
(
きこ
)
えない。
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
其所
(
そこ
)
には煙草の
吸殻
(
すひがら
)
で穴だらけにされた粗大なテーブルと二三脚の無器用に出来た腰掛とが姿を見せてゐた。嘉吉は抱いて来た小脇の古新聞紙の包みを先づテーブルの上に置いて開き始めた。
煤煙の匂ひ
(新字旧仮名)
/
宮地嘉六
(著)
吸
常用漢字
小6
部首:⼝
6画
殻
常用漢字
中学
部首:⽎
11画
“吸”で始まる語句
吸
吸血鬼
吸物
吸込
吸口
吸筒
吸物椀
吸子
吸盤
吸付