“吸物椀”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すいものわん81.8%
すひものわん9.1%
すゐものわん9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「先生も、もうそろそろおででしょう。構いませんから先へやりましょう。」と駒田はさかずきを年上の記者にさして吸物椀すいものわんふたをとる。
つゆのあとさき (新字新仮名) / 永井荷風(著)
しばらくするとお姫様ひめさまが、蒔絵まきゑのお吸物膳すひものぜんにお吸物椀すひものわんせ、すーツと小笠原流をがさはらりうもつて出てました。
士族の商法 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
Hはかう云つて、吸物椀すゐものわんを下に置くと、松の内にも似合はしくない、寂しさうな顔をしながら、仔細しさいらしく鼻眼鏡をかけ直した。
東京小品 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)