“燃殻”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もえがら80.0%
もえかす20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
炉の中の紙屑は消えて黒い燃殻もえがらになり、テエブルの上に飾ったものは、鞄の中にあった時のように古ぼけて、床に散らばっていました。
重い輪止わどめが車輪にかけられて、馬車が雲のような砂埃すなぼこりを立て燃殻もえがらのような臭いをさせながら丘を滑り下っている時、真赤な夕焼は急速に薄くなって行った。
この燃殻もえかすの紙は脅迫状の紙と同質なんだ、机の下から発見した半巾ハンカチーフね、あれには手紙を包んであった皺が瞭然はっきり残って、しかもナフタリンのにおいみこんで居た
誘拐者 (新字新仮名) / 山下利三郎(著)