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燃殻
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もえがら
ふりがな文庫
“
燃殻
(
もえがら
)” の例文
炉の中の紙屑は消えて黒い
燃殻
(
もえがら
)
になり、テエブルの上に飾ったものは、鞄の中にあった時のように古ぼけて、床に散らばっていました。
小公女
(新字新仮名)
/
フランシス・ホジソン・エリザ・バーネット
(著)
重い
輪止
(
わどめ
)
が車輪にかけられて、馬車が雲のような
砂埃
(
すなぼこり
)
を立て
燃殻
(
もえがら
)
のような臭いをさせながら丘を滑り下っている時、真赤な夕焼は急速に薄くなって行った。
二都物語:01 上巻
(新字新仮名)
/
チャールズ・ディケンズ
(著)
おや今度もまた
魂胆
(
こんたん
)
だ、なるほど実業家の勢力はえらいものだ、石炭の
燃殻
(
もえがら
)
のような主人を逆上させるのも、
苦悶
(
くもん
)
の結果主人の頭が
蠅滑
(
はえすべ
)
りの難所となるのも
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
ぬっと
門口
(
かどぐち
)
を出た
二人連
(
ふたりづれ
)
の中折帽の上へ、うまい具合に
燃殻
(
もえがら
)
が乗っかった。
野分
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
燃
常用漢字
小5
部首:⽕
16画
殻
常用漢字
中学
部首:⽎
11画
“燃”で始まる語句
燃
燃立
燃上
燃料
燃燒
燃焼
燃滓
燃木
燃尽
燃残