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脱殻
ふりがな文庫
“脱殻”のいろいろな読み方と例文
旧字:
脱殼
読み方
割合
ぬけがら
90.9%
だっかく
9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぬけがら
(逆引き)
なれども、結んだのは
生蛇
(
なまへび
)
ではござりませぬ。この悪念でも、さすがは
婦
(
おんな
)
で、
包
(
つつみ
)
を
結
(
ゆわ
)
えましたは、
継合
(
つぎあ
)
わせた蛇の
脱殻
(
ぬけがら
)
でござりますわ。
多神教
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
病後の
慄
(
ふる
)
えの見える手で乱れ書きをした消息は美しかった。
蝉
(
せみ
)
の
脱殻
(
ぬけがら
)
が忘れずに歌われてあるのを、女は気の毒にも思い、うれしくも思えた。
源氏物語:04 夕顔
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
脱殻(ぬけがら)の例文をもっと
(20作品)
見る
だっかく
(逆引き)
「保守的な毛利家の方針が
自
(
おのずか
)
ら現われている西方と、革新
脱殻
(
だっかく
)
の意気に燃えている東方との相違だ。これをもって、時代をうごかしてゆく中心の力が、いずれに
在
(
あ
)
るかは
明瞭
(
めいりょう
)
ではないか」
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
夢中の
掴得
(
かくとく
)
であり、一苦悩期を
脱殻
(
だっかく
)
した日からであった。
剣の四君子:04 高橋泥舟
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
脱殻(だっかく)の例文をもっと
(2作品)
見る
脱
常用漢字
中学
部首:⾁
11画
殻
常用漢字
中学
部首:⽎
11画
“脱”で始まる語句
脱
脱兎
脱出
脱線
脱捨
脱落
脱棄
脱疽
脱走
脱却
“脱殻”のふりがなが多い著者
火野葦平
水野仙子
小栗虫太郎
鈴木三重吉
吉川英治
中島敦
佐左木俊郎
福沢諭吉
中里介山
紫式部