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ぬけがら
ふりがな文庫
“ぬけがら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
脱殻
55.6%
抜殻
13.9%
脱穀
8.3%
蛻
8.3%
脱殼
5.6%
抜骸
2.8%
空蝉
2.8%
脱皮
2.8%
▼ 他 5 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
脱殻
(逆引き)
病後の
慄
(
ふる
)
えの見える手で乱れ書きをした消息は美しかった。
蝉
(
せみ
)
の
脱殻
(
ぬけがら
)
が忘れずに歌われてあるのを、女は気の毒にも思い、うれしくも思えた。
源氏物語:04 夕顔
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
ぬけがら(脱殻)の例文をもっと
(20作品)
見る
抜殻
(逆引き)
だけど、そんな知識を
振翳
(
ふりかざ
)
したって何になるでしょう。そんな学問はただの装飾です。いくら
紅
(
くれない
)
の
綾
(
あや
)
の
単襲
(
ひとえがさね
)
をきらびやかに着込んだって、
魂
(
たましい
)
の無い人間は
空蝉
(
うつせみ
)
の
抜殻
(
ぬけがら
)
です。
なよたけ
(新字新仮名)
/
加藤道夫
(著)
ぬけがら(抜殻)の例文をもっと
(5作品)
見る
脱穀
(逆引き)
べらぼうめえ、
無
(
ね
)
えものは無えやナ、おれの
脱穀
(
ぬけがら
)
を持って行きゃ五六十銭は
遣
(
よこ
)
すだろう。
貧乏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
ぬけがら(脱穀)の例文をもっと
(3作品)
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▼ すべて表示
蛻
(逆引き)
それは只今言った通り蛇の腹の多数の麟板の後端が格子の木の外面にある些細な凸起に
鈎
(
かか
)
り着いて、
蛻
(
ぬけがら
)
を損せずに尾を持って引き出し得ぬと判り
十二支考:04 蛇に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
ぬけがら(蛻)の例文をもっと
(3作品)
見る
脱殼
(逆引き)
その当時晴代は
霊
(
たましひ
)
の
脱殼
(
ぬけがら
)
のやうな体の
遣
(
や
)
り
場
(
ば
)
がなくて、責任を負はされてゐる両親や多勢の妹たちがなかつたら、きつとあの時死んでゐたらうと思はれる程だつた。
のらもの
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
ぬけがら(脱殼)の例文をもっと
(2作品)
見る
抜骸
(逆引き)
あの獣臭い
骸
(
むくろ
)
だけを私に残しておいて、いずこかへ飛び去っておしまいになり、そのうえご自分の
抜骸
(
ぬけがら
)
に、こんな意地悪い
仕草
(
しぐさ
)
をさせるなんて、あまりと云えば皮肉ではございませんか。
白蟻
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
ぬけがら(抜骸)の例文をもっと
(1作品)
見る
空蝉
(逆引き)
菱餅も焼くのを知って、それが草色でも、白でも、紅色でも、色の
選好
(
よりこの
)
みは忘れている、……ああ、何という
空蝉
(
ぬけがら
)
の女になったろう、と胸が一杯になったんですよ。
日本橋
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
ぬけがら(空蝉)の例文をもっと
(1作品)
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脱皮
(逆引き)
本邦で蛇の
脱皮
(
ぬけがら
)
で湯を使えば
膚
(
はだ
)
光沢を生ずと信じ、『和漢三才図会』に雨に濡れざる
蛇脱
(
へびのかわ
)
の黒焼を油で
煉
(
ね
)
って
禿頭
(
はげあたま
)
に塗らば毛髪を生ずといい
十二支考:04 蛇に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
ぬけがら(脱皮)の例文をもっと
(1作品)
見る
“ぬけがら”の意味
《名詞》
蛇や昆虫が脱皮した後の殻。
退去していなくなった家や部屋。
心を喪失し、虚脱状態となった者。
(出典:Wiktionary)
検索の候補
うつせみ
だっかく
だっぴ
だっこく
かわぬ
ぬぎか
ぬぎかえ
もぬ