“脱穀”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
だっこく50.0%
ぬけがら50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
みんなは本部ほんぶへ行ったり、停車場ていしゃばまでさけみに行ったりして、室にはただ四人だけでした。(一月十日、玉蜀黍とうもろこし脱穀だっこく
耕耘部の時計 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
彼は魂の脱穀だっこくとなった妾の身体からだを抱いて、捕えがたい悪夢に陥って行きました。
バルザックの寝巻姿 (新字新仮名) / 吉行エイスケ(著)
むなしき脱穀ぬけがらのごとくに、その魂を後方に脱ぎ捨てる。人生は死と復活との連続である。クリストフよ、よみがえらんがために死のうではないか。
べらぼうめえ、えものは無えやナ、おれの脱穀ぬけがらを持って行きゃ五六十銭はよこすだろう。
貧乏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)