“蛻”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぬけがら25.0%
かわぬ16.7%
もぬ16.7%
8.3%
8.3%
8.3%
ぬぎか8.3%
ぬぎかえ8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼処あそこに居るのが私です。然し、いゝえ。彼処に居る人は、矢つ張私のぬけがらに這入つた外の人です。昨晩までは、まだ私は私でした。
新浦島 (新字旧仮名) / ワシントン・アーヴィング(著)
コラン・ド・プランシーの『妖怪字彙ジクショネーランフェルナル』四版四一四頁には、欧州に蛇がかわぬぐごとに若くなり決して死なぬと信ずる人あるという。
然れども天の時いまだいたらざりしかば、南の山に蝉のごとくもぬけ、人とことと共にりて、東の國に虎のごとく歩みたまひき。
八重山の四箇シカでは、孵るのにも言ふが、蛇や蟹の皮をぐ事にも用ゐられてゐる。此島には、物識りが多かつた。
若水の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
たとひ今後志村君がの殼のやうになつて生きて行くとしても、それはそれとして默つて見送らねばならぬとする氣持も、僕にはあるのです。
生活の探求 (旧字旧仮名) / 島木健作(著)
イグアナとヴァラヌス(いずれも蜥蜴の類)と蛇は時々皮ぎ、不死しせじと罵ったので、人間永く死を免れずと。
偉大の化石動物多き地を毎度風雨で洗い落して夥しく化石を露出するを竜が骨をぬぎかえ風雨を起して去ると信じたので、原因と結果を転倒した誤解じゃ
諸方に蛇と蜥蜴が時々皮をぬぎかえるを以て毎度若返るとし、昔この二物と人と死なぬよう競争して人敗し、必ず死ぬに定まったと信ずるが普通なりと結論したが