)” の例文
八重山の四箇シカでは、孵るのにも言ふが、蛇や蟹の皮をぐ事にも用ゐられてゐる。此島には、物識りが多かつた。
若水の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
皮をぎ、卵を破つてからの生活を基礎として見た。其で、人間の知らぬ者が、転生身を獲る準備の為に、籠るのであつた。殊に空を自在に飛行する事から、前身の非凡さを考へ出す。
若水の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)