脱殻だっかく)” の例文
旧字:脱殼
「保守的な毛利家の方針がおのずから現われている西方と、革新脱殻だっかくの意気に燃えている東方との相違だ。これをもって、時代をうごかしてゆく中心の力が、いずれにるかは明瞭めいりょうではないか」
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
夢中の掴得かくとくであり、一苦悩期を脱殻だっかくした日からであった。
剣の四君子:04 高橋泥舟 (新字新仮名) / 吉川英治(著)