かく)” の例文
旧字:
表面のかくが冷却収縮したためというだけではどうも説明がむつかしいように思われる。実際この種の火山弾の破片で内部の軽石状構造を示すものが多いようである。
小浅間 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
しかし、『八島』は本多鋼鉄でこしらえたふねではない。そのはがねは『最上』なんかよりは、弱いのだ。深い深い海の底では、水の重さにされてかく(潜水艦の胴体)が、みしりみしりと変な音を立てる。
昭和遊撃隊 (新字新仮名) / 平田晋策(著)