木兎みゝづく)” の例文
茶話子は詩人と婦人と木兎みゝづくとは大好きだから、この三者からの申込みだつたらどんな事でも信用する。
ツクシンボウも木兎みゝづくさんもお月さんも和尚さんも、そしてパパさんもママさんも……みんな、みんな、乘んの乘んの——と汽車の客となし、汽車は大層な汽笛の音も高らかに
城ヶ島の春 (旧字旧仮名) / 牧野信一(著)
横町よこてうおもてそろひはおな眞岡木綿まおかもめん町名ちやうめうくづしを、去歳こぞよりはからぬかたをつぶやくもりし、くちなしそめあさだすきるほどふときをこのみて、十四五より以下いかなるは、達磨だるま木兎みゝづくいぬはり
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
ツクシンボウも木兎みゝづくさんもお月さんも和尚さんも、そしてパパさんもママさんも……みんな、みんな、乗んの乗んの——と汽車の客となし、汽車は大層な汽笛の音も高らかに
城ヶ島の春 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
口なし染の麻だすき成るほど太きを好みて、十四五より以下なるは、達磨だるま木兎みゝづく、犬はり子、さま/″\の手遊を數多きほど見得にして、七つ九つ十一つくるもあり、大鈴小鈴背中にがらつかせて
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)