“眞岡木綿”のいろいろな読み方と例文

新字：真岡木綿

読み方	割合
まをかもめん	66.7%
まおかもめん	33.3%

まをかもめん

伏見（ふしみ）から京街道（きやうかいだう）を駕籠（かご）で下（くだ）つて來（き）た但馬守（たじまのかみ）が、守口（もりぐち）で駕籠（かご）をとゞめ、靜（しづ）かに出迎（でむか）への與力等（よりきら）の前（まへ）に現（あら）はれたのを見（み）ると眞岡木綿（まをかもめん）の紋付（もんつ）きに小倉（こくら）の袴（はかま）を穿（は）いてゐた。

死刑 (旧字旧仮名) ／ 上司小剣(著)

酉（とり）の市を除けては一年一度の賑ひぞかし、三嶋さま小野照（をのてる）さま、お隣社（となり）づから負けまじの競ひ心をかしく、横町も表も揃ひは同じ眞岡木綿（まをかもめん）に町名くづしを、去歳（こぞ）よりは好からぬ形（かた）とつぶやくも有りし

たけくらべ (旧字旧仮名) ／ 樋口一葉(著)

まおかもめん

横町（よこてう）も表（おもて）も揃（そろ）ひは同（おな）じ眞岡木綿（まおかもめん）に町名（ちやうめう）くづしを、去歳（こぞ）よりは好（よ）からぬ形（かた）をつぶやくも有（あ）りし、口（くち）なし染（そめ）の麻（あさ）だすき成（な）るほど太（ふと）きを好（この）みて、十四五より以下（いか）なるは、達磨（だるま）、木兎（みゝづく）、犬（いぬ）はり子（こ）

たけくらべ (旧字旧仮名) ／ 樋口一葉(著)

眞	部首:⽬ 10画
岡	常用漢字 小４ 部首:⼭ 8画
木	常用漢字 小１ 部首:⽊ 4画
綿	常用漢字 小５ 部首:⽷ 14画