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地獄
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じごく
ふりがな文庫
“
地獄
(
じごく
)” の例文
わたしは
地獄
(
じごく
)
の口からのがれた。わたしが思いどおりにやれば、親方の首に両手をかけて、強く強くだきしめたところであったろう。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
「うう、こわいこわい。おれは
地獄
(
じごく
)
行きのマラソンをやったのだ。うう、切ない。」といいながらとうとう
焦
(
こ
)
げて死んでしまいました。
蜘蛛となめくじと狸
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
一鶯斎国周
(
いちおうさいくにちか
)
画、あるいは
芳綱
(
よしつな
)
画として、浮世絵師の筆になった悲惨な光景がこの世ながらの
地獄
(
じごく
)
のようにそこに描き出されている。
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
其他
(
そのた
)
新
(
あら
)
たに
温泉
(
おんせん
)
や
冷泉
(
れいせん
)
が
湧
(
わ
)
き
始
(
はじ
)
めることもあり、
又
(
また
)
炭酸瓦斯
(
たんさんがす
)
や
其他
(
そのた
)
の
瓦斯
(
がす
)
を
土地
(
とち
)
の
裂
(
さ
)
け
目
(
め
)
から
出
(
だ
)
して、
鳥
(
とり
)
の
地獄
(
じごく
)
や
蟲
(
むし
)
の
地獄
(
じごく
)
を
作
(
つく
)
ることもある。
火山の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
何
(
いず
)
れにしても
私
(
わたくし
)
のような
強情
(
かたくな
)
な
者
(
もの
)
は、
現世
(
げんせ
)
に
居
(
お
)
っては
人
(
ひと
)
に
憎
(
にく
)
まれ、
幽界
(
ゆうかい
)
へ
来
(
き
)
ては
地獄
(
じごく
)
に
落
(
おと
)
され、
大
(
たい
)
へんに
損
(
そん
)
でございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
▼ もっと見る
福の子は鬼のおかあさんに、こまっているところをたすけてもらったお
礼
(
れい
)
をくりかえしいって、
地獄
(
じごく
)
をたちさりました。
三本の金の髪の毛をもっている鬼
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
それを今わたし一人、はらいその門にはいったのでは、どうしても申し
訣
(
わけ
)
がありません。わたしはやはり
地獄
(
じごく
)
の底へ、御両親の
跡
(
あと
)
を追って参りましょう。
おぎん
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
私もその
被害者
(
ひがいしゃ
)
である。机の辺へ来て、何遍でも行き先を聞きただす。うるさいから「
地獄
(
じごく
)
」というと、かまわず「ハイ地獄!」といって
切符
(
きっぷ
)
をくれる。
親は眺めて考えている
(新字新仮名)
/
金森徳次郎
(著)
夜もすがら、百八ヵ所で
焚
(
た
)
きあかしているかがり火のため、
人穴城
(
ひとあなじょう
)
の
殿堂
(
でんどう
)
は、さながら、
地獄
(
じごく
)
の祭のように赤い。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
(月雲にかくる)あゝ
信頼
(
のぶより
)
の怨霊よ。
成親
(
なりちか
)
の怨霊よ。わしにつけ。わしにつけ。
地獄
(
じごく
)
に住む
悪鬼
(
あっき
)
よ。
陰府
(
よみ
)
に住む
羅刹
(
らせつ
)
よ。
湿地
(
しっち
)
に住むありとあらゆる
妖魔
(
ようま
)
よ。
俊寛
(新字新仮名)
/
倉田百三
(著)
「
地獄
(
じごく
)
のことなら
鬼
(
おに
)
の思うままだから、
鬼
(
おに
)
の人形をこしらえたら、それであの人形が取りもどせるだろう」
人形使い
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
「とても
地獄
(
じごく
)
は
一定
(
いちじょう
)
すみかぞかし」とか、「親鸞は
弟子
(
でし
)
一人も持たずさふらふ」とか、「父母の
孝養
(
こうよう
)
のためとて、念仏一返にても申したること
未
(
いま
)
ださふらはず」
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
ばかにするのか?
地獄
(
じごく
)
から、やっと
逃
(
に
)
げ
出
(
だ
)
してきた
俺
(
おれ
)
たちに
向
(
む
)
かって、
幸福
(
こうふく
)
の
島
(
しま
)
とはなんのことだ?おまえがたは、
久々
(
ひさびさ
)
で
帰
(
かえ
)
ってきたものを
侮辱
(
ぶじょく
)
するつもりなのか。
明るき世界へ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
試験! それは生徒に取って
地獄
(
じごく
)
の苦しみである、もし平素
善根
(
ぜんこん
)
を積んだものが死んで極楽にゆけるものなら、平素勉強をしているものは試験こそ極楽の関門である
ああ玉杯に花うけて
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
博士
(
はくし
)
には、そのときの
透明人間
(
とうめいにんげん
)
の声が、
地獄
(
じごく
)
のそこからきこえてくる
悪魔
(
あくま
)
の声のようにおもえた。
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
よく
見
(
み
)
ると、人の
家
(
いえ
)
の
垣根
(
かきね
)
らしいものがあって、中には人が
住
(
す
)
んでいるようですから、
坊
(
ぼう
)
さんたちは
地獄
(
じごく
)
で
仏
(
ほとけ
)
さまに
会
(
あ
)
ったようによろこんで、ずんずん中へ
入
(
はい
)
ってみますと
人馬
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
ああさっきのお百姓がものの
間違
(
まちがい
)
でも
故道
(
ふるみち
)
には蛇がこうといってくれたら、
地獄
(
じごく
)
へ落ちても来なかったにと照りつけられて、
涙
(
なみだ
)
が流れた、
南無阿弥陀仏
(
なむあみだぶつ
)
、今でもぞっとする。
高野聖
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
それでも一代の激痛は収まらず、注射の切れた時の苦しみ方は生きながらの
地獄
(
じごく
)
であった。
競馬
(新字新仮名)
/
織田作之助
(著)
「ねえ、あれをしようよ、一郎君。あれをするにはおあつらえ向きの場所だよ。ちゃんと舞台もあるしね、ほら、あそこを“
地獄
(
じごく
)
の一丁目”にするんだ。すごいぜ、きっと……」
骸骨館
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
精神も肉体もはなはだしく病に虫ばまれた葉子は抱擁によっての
有頂天
(
うちょうてん
)
な歓楽を味わう資格を失ってからかなり久しかった。そこにはただ
地獄
(
じごく
)
のような
呵責
(
かしゃく
)
があるばかりだった。
或る女:2(後編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
彼は全く、それへはいる時は
地獄
(
じごく
)
へおりて行くような気がするのであった。
海に生くる人々
(新字新仮名)
/
葉山嘉樹
(著)
浜村屋
(
はまむらや
)
、
待
(
ま
)
ちや。わらわを
置
(
お
)
いて、そなたばかりがどこへ
行
(
ゆ
)
く。——そりゃ
聞
(
き
)
こえぬぞ。わらわも一
緒
(
しょ
)
じゃ。そなたの
行
(
ゆ
)
きやるところなら、
地獄
(
じごく
)
の
極
(
はて
)
へなりと、いといはせぬ。
連
(
つ
)
れて
行
(
ゆ
)
きゃ。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
『
何日
(
いつ
)
になったって
我々
(
われわれ
)
を
决
(
けっ
)
して
出
(
だ
)
すものか。』イワン、デミトリチは
云
(
い
)
う、『
我々
(
われわれ
)
をここで
腐
(
くさ
)
らしてしまう
料簡
(
りょうけん
)
だろう!
来世
(
らいせい
)
に
地獄
(
じごく
)
がなくて
為
(
な
)
るものか、こんな
人非人共
(
ひとでなしども
)
がどうして
許
(
ゆる
)
される、 ...
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
そして、永遠に救われない
地獄
(
じごく
)
の鬼となってしまった
四十八人目
(新字新仮名)
/
森田草平
(著)
「ああ、面白かった。おれはもう、毒もみのことときたら、全く
夢中
(
むちゅう
)
なんだ。いよいよこんどは、
地獄
(
じごく
)
で毒もみをやるかな。」
毒もみのすきな署長さん
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
そして、八万八千の
魔形
(
まぎょう
)
が、火となり煙となって、舞いおどる
焔
(
ほのお
)
のそこに、どんな
地獄
(
じごく
)
が現じられたであろうか。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
俊寛 (康頼の
袖
(
そで
)
をつかむ)永久に
地獄
(
じごく
)
に残るわしの運命を思ってくれ。それもただ一人で! あゝ考えてもぞっとする。残ってください。残ってください。
俊寛
(新字新仮名)
/
倉田百三
(著)
これにはさすがの
私
(
わたくし
)
も
我慢
(
がまん
)
の
角
(
つの
)
を
折
(
お
)
り、とうとう一
切
(
さい
)
を
懺悔
(
ざんげ
)
してお
恕
(
ゆる
)
しを
願
(
ねが
)
いました。その
為
(
た
)
めに
私
(
わたくし
)
は
割合
(
わりあい
)
に
早
(
はや
)
くあの
地獄
(
じごく
)
のような
境地
(
ところ
)
から
脱
(
ぬ
)
け
出
(
で
)
ることができました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
ところが、
湯殿
(
ゆどの
)
のなかには、ほんとうに
地獄
(
じごく
)
のようにおそろしい火がおこしてあったものですから、美しいわかいお妃さまは、たちまち
息
(
いき
)
がつまって、
死
(
し
)
んでしまいました。
にいさんと妹
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
「私は悪魔ではないのです。御覧なさい、この玉やこの剣を。
地獄
(
じごく
)
の
炎
(
ほのお
)
に焼かれた物なら、こんなに清浄ではいない筈です。さあ、もう
呪文
(
じゅもん
)
なぞを唱えるのはおやめなさい。」
神神の微笑
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「ははあ、わかったわかった。その人形は
地獄
(
じごく
)
に
居
(
い
)
る。
訳
(
わけ
)
はないから取りに行くがいい」
人形使い
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
「たとへ
法然上人
(
ほうねんしょうにん
)
にすかされまゐらせて念仏して
地獄
(
じごく
)
におちたりとも、さらに
後悔
(
こうかい
)
すべからずさふらふ」という
親鸞
(
しんらん
)
の言葉と、
一脈
(
いちみゃく
)
相通
(
あいつう
)
ずるところがあるからなのかもしれない。
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
神仏
混淆
(
こんこう
)
の長い旧習は容易に脱けがたく、神社はまだまだ事実において仏教の一付属たるがごとき観を有し、五、六十年前までは神官と婚姻を結ぶなら
地獄
(
じごく
)
に
堕
(
お
)
ちるなど言われて
夜明け前:04 第二部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
二人の
坑夫
(
こうふ
)
はしかしそれは
地獄
(
じごく
)
へ
落
(
お
)
ちるようなものだと言って、はいるのをこばんだ。かれらはろうかをずんずん歩いて行った。わたしたちはそれからもう二度とかれらを見なかった。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
毎夜
(
まいよ
)
、
一人
(
ひとり
)
の
女
(
おんな
)
を
殺
(
ころ
)
した、
暴虐
(
ぼうぎゃく
)
なペルシアの
王
(
おう
)
さまに、おもしろい
話
(
はなし
)
をしてきかせて、千
夜
(
や
)
一
夜
(
や
)
の
間
(
あいだ
)
、
地獄
(
じごく
)
から
人命
(
じんめい
)
を
救
(
すく
)
ったという、
美
(
うつく
)
しい
娘
(
むすめ
)
の
芸術
(
げいじゅつ
)
で、
将来
(
しょうらい
)
僕
(
ぼく
)
の
絵
(
え
)
がありたいものだな。
金歯
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
玉太郎は、それから急いでいろいろな方法によって通信を
試
(
こころ
)
みた。その結果、やっぱりラツール氏だと分った。そのときのうれしさは何にたとえようもない。
地獄
(
じごく
)
で
仏
(
ほとけ
)
とはこのことであろう。
恐竜島
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
天国か
地獄
(
じごく
)
かそれは知らない。しかも何もかもみじんにつきくだいて、びりびりと震動する炎々たる
焔
(
ほのお
)
に燃やし上げたこの
有頂天
(
うちょうてん
)
の歓楽のほかに世に何者があろう。葉子は倉地を引き寄せた。
或る女:2(後編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
発見されたら
地獄
(
じごく
)
の
患苦
(
かんく
)
が、口をひらいて待っている。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
板子
(
いたご
)
一枚下は
地獄
(
じごく
)
である。
海に生くる人々
(新字新仮名)
/
葉山嘉樹
(著)
清盛の
懲罰
(
ちょうばつ
)
は
魔王
(
まおう
)
に
任
(
まか
)
せてください。この世では記録にないほどの恐ろしい
苛責
(
かしゃく
)
を受け、死後もまた
地獄
(
じごく
)
におちて
永劫
(
えいごう
)
につきない火に焼かれなくてはならなかったら!
俊寛
(新字新仮名)
/
倉田百三
(著)
おびえきっている梅雪の心は、ふたたびギョッとして立ちすくんだけれど、ふと
驚異
(
きょうい
)
のものを見なおすとともに、これこそ
天来
(
てんらい
)
のすくいか、
地獄
(
じごく
)
に
仏
(
ほとけ
)
かとこおどりした。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
甚兵衛は家に
帰
(
かえ
)
って、その話を
猿
(
さる
)
にいってきかせ、
占
(
うらな
)
い
者
(
しゃ
)
の
言葉
(
ことば
)
を二人で考えてみました。
地獄
(
じごく
)
に
居
(
い
)
るが
訳
(
わけ
)
はないというのが、どうもわかりませんでした。二人は
一晩
(
ひとばん
)
中考えました。
人形使い
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
この極楽の蓮池の下は、丁度
地獄
(
じごく
)
の底に当って居りますから、
水晶
(
すいしよう
)
のような水を透き徹して、
三途
(
さんず
)
の河や針の山の景色が、丁度
覗
(
のぞ
)
き
眼鏡
(
めがね
)
を見るように、はっきりと見えるのでございます。
蜘蛛の糸
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「いや、こんどの
戦争
(
せんそう
)
では、お
気
(
き
)
の
毒
(
どく
)
な
方
(
かた
)
が、どれほどいるかしれません。なんにしても、
戦争
(
せんそう
)
ばかりは、
地獄
(
じごく
)
にまさる、この
世
(
よ
)
の
地獄
(
じごく
)
ですぞ。」と、おしょうさんは、ため
息
(
いき
)
をもらして
子供は悲しみを知らず
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
わしのむすめがほしいものは、
地獄
(
じごく
)
から
鬼
(
おに
)
の頭の
金
(
きん
)
の
髪
(
かみ
)
の
毛
(
け
)
を三本とってこなければならんのだ。わしののぞみのものをもってくれば、むすめはそのままおまえの
妻
(
つま
)
にしておいてよろしい。
三本の金の髪の毛をもっている鬼
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
焦熱
(
しょうねつ
)
地獄
(
じごく
)
のような工場の八時間は、僕のような変質者にとって、むしろ快い
楽園
(
らくえん
)
であった。焼け鉄の
酸
(
す
)
っぱい匂いにも、機械油の腐りかかった悪臭にも、僕は
甘美
(
かんび
)
な興奮を
唆
(
そそ
)
られるのであった。
人造人間殺害事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
目あきもめくらもいっしょになって
地獄
(
じごく
)
に飛びこむのが運命だとすれば、その運命をおそれてじたばたするより、その運命の中で生きて行けるたしかな道を求めるほうが
賢明
(
けんめい
)
だというお考えなんだ。
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
それは
地獄
(
じごく
)
の
苛責
(
かしゃく
)
よりも葉子には
堪
(
た
)
えがたい事だ。
或る女:2(後編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
この川をわたりますと、いよいよ
地獄
(
じごく
)
の入り口が見つかりました。地獄のなかはまっ黒で、すすけていました。
鬼
(
おに
)
はちょうどるすでしたが、鬼のおかあさんが大きな
安楽
(
あんらく
)
いすにこしかけていました。
三本の金の髪の毛をもっている鬼
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
この手紙の中に
磅礴
(
ほうはく
)
している野村の愛と、あの小説の中にぶちまけてある大井の愛と——一人の初子に天国を見ている野村と、多くの女に
地獄
(
じごく
)
を見ている大井と——それらの間にある大きな懸隔は
路上
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
“地獄”の解説
地獄(じごく)は、宗教的死生観において、複数の霊界(死後の世界)のうち、悪行を為した者の霊魂が死後に送られ罰を受けるとされる世界。厳しい責め苦を受けるとされる。素朴な世界観では地面のはるか下に位置することが多い。
(出典:Wikipedia)
地
常用漢字
小2
部首:⼟
6画
獄
常用漢字
中学
部首:⽝
14画
“地獄”で始まる語句
地獄谷
地獄穴
地獄変
地獄花
地獄極楽
地獄使
地獄壺
地獄宿
地獄相
地獄絵