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故道
ふりがな文庫
“故道”の読み方と例文
読み方
割合
ふるみち
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふるみち
(逆引き)
と正吉が言う処を、立直って見れば、村の
故道
(
ふるみち
)
を横へ切れる細い路。次第
高
(
だか
)
の棚田に
架
(
かか
)
って、峰からなぞえに
此方
(
こなた
)
へ低い。
沼夫人
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
峠のこの
故道
(
ふるみち
)
は、聞いたよりも草が伸びて、古沼の干た、
蘆
(
あし
)
の
茂
(
しげり
)
かと疑うばかり、黄にも紫にも咲交じった花もない、——それは夕暮のせいもあろう。
星女郎
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
車夫は新道の葉かげから、
故道
(
ふるみち
)
の穂ずれに立った、お鶴の姿をきょろきょろと、ためつ、すがめつ。
わか紫
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
故道(ふるみち)の例文をもっと
(5作品)
見る
故
常用漢字
小5
部首:⽁
9画
道
常用漢字
小2
部首:⾡
12画
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