“ふるみち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
故道71.4%
古道14.3%
旧道14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
峠のこの故道ふるみちは、聞いたよりも草が伸びて、古沼の干た、あししげりかと疑うばかり、黄にも紫にも咲交じった花もない、——それは夕暮のせいもあろう。
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
行末もむかしも聞かんその名さへ慕はまほしき千代の古道ふるみち
礼厳法師歌集 (新字旧仮名) / 与謝野礼厳(著)
峠越とうげごえの此の山路やまみちや、以前も旧道ふるみちで、余り道中の無かつたところを、汽車が通じてからは、ほとん廃駅はいえきに成つて、いのししおおかみも又戻つたと言はれる。
貴婦人 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)