“きうだう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
旧道50.0%
舊道50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
罷違まかりちがふて旧道きうだうみな歩行あるいてもしうはあるまい、ういふ時候じこうぢや、おほかみしゆんでもなく、魑魅魍魎ちみまうりやうしほさきでもない、まゝよ、とおもふて、見送みおくると親切しんせつ百姓ひやくしやう姿すがたえぬ。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
はい、これは五十ねんばかりまへまではひと歩行あるいた旧道きうだうでがす。矢張やツぱり信州しんしうまする、さきは一つで七ばかり総体そうたいちかうござりますが、いや今時いまどき往来わうらい出来できるのぢやあござりませぬ。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
なに矢張やツぱりみち同一おんなじいたにもたのにもかはりはない、旧道きうだう此方こちら相違さうゐはないから心遣こゝろやりにもなんにもならず、もとよりれツきとした図面づめんといふて、ゑがいてあるみちたゞくりいがうへあかすぢ引張ひつぱつてあるばかり。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
けれども、北陸線ほくりくせんつうじなかつた時分じぶん舊道きうだう平家物語へいけものがたり太平記たいへいき太閤記たいかふきいたるまで、だたる荒地山あらちやまかへる虎杖坂いたどりざか中河内なかのかはちひうちたけ
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)