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旧道
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きうだう
ふりがな文庫
“
旧道
(
きうだう
)” の例文
旧字:
舊道
罷違
(
まかりちが
)
ふて
旧道
(
きうだう
)
を
皆
(
みな
)
歩行
(
ある
)
いても
怪
(
け
)
しうはあるまい、
恁
(
か
)
ういふ
時候
(
じこう
)
ぢや、
狼
(
おほかみ
)
の
春
(
しゆん
)
でもなく、
魑魅魍魎
(
ちみまうりやう
)
の
汐
(
しほ
)
さきでもない、まゝよ、と
思
(
おも
)
ふて、
見送
(
みおく
)
ると
早
(
は
)
や
親切
(
しんせつ
)
な
百姓
(
ひやくしやう
)
の
姿
(
すがた
)
も
見
(
み
)
えぬ。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
はい、これは五十
年
(
ねん
)
ばかり
前
(
まへ
)
までは
人
(
ひと
)
が
歩行
(
ある
)
いた
旧道
(
きうだう
)
でがす。
矢張
(
やツぱり
)
信州
(
しんしう
)
へ
出
(
で
)
まする、
前
(
さき
)
は一つで七
里
(
り
)
ばかり
総体
(
そうたい
)
近
(
ちか
)
うござりますが、いや
今時
(
いまどき
)
往来
(
わうらい
)
の
出来
(
でき
)
るのぢやあござりませぬ。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
何
(
なに
)
矢張
(
やツぱり
)
道
(
みち
)
は
同一
(
おんなじ
)
で
聞
(
き
)
いたにも
見
(
み
)
たのにも
変
(
かはり
)
はない、
旧道
(
きうだう
)
は
此方
(
こちら
)
に
相違
(
さうゐ
)
はないから
心遣
(
こゝろや
)
りにも
何
(
なん
)
にもならず、
固
(
もと
)
より
歴
(
れツき
)
とした
図面
(
づめん
)
といふて、
描
(
ゑが
)
いてある
道
(
みち
)
は
唯
(
たゞ
)
栗
(
くり
)
の
毯
(
いが
)
の
上
(
うへ
)
へ
赤
(
あか
)
い
筋
(
すぢ
)
が
引張
(
ひつぱ
)
つてあるばかり。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“旧道”の意味
《名詞》
新しい道やバイパスなどに対し古くからある道。
(出典:Wiktionary)
“旧道”の解説
旧道(きゅうどう)とは、古くからの幹線道路が都市発達と共に交通のボトルネックとして問題視され、バイパス道路など他に新規開発されたものに置き換わる形で主要道から外れた道路の総称・俗称。
(出典:Wikipedia)
旧
常用漢字
小5
部首:⽇
5画
道
常用漢字
小2
部首:⾡
12画
“旧”で始まる語句
旧
旧家
旧臘
旧弊
旧套
旧時
旧来
旧暦
旧友
旧廬