“旧臘”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きゅうろう83.3%
きうらふ11.1%
くれ5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
詩の作者頼三樹三郎らいみきさぶろうのことで、旧臘きゅうろう廿五日、頼は梅田雲浜うめたうんぴん老女村岡ら三十余人とともに京師けいしから護送されて、正月九日江戸着
つづれ烏羽玉 (新字新仮名) / 林不忘(著)
旧臘きうらふ幕府暴政之節被戮りくされ候者祭祀迄被仰出おほせいだされ候由、既に死候者は被為祭、生きたる者は被戮候而者ては、御政体不相立御儀あひたゝざるおんぎと奉存候。
津下四郎左衛門 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
戯作者げさくしゃ山東庵京伝さんとうあんきょうでんは、旧臘くれうちから筆を染め始めた黄表紙「心学早染草」の草稿が、まだ予定の半数も書けないために、扇屋から根引した新妻のおきく
曲亭馬琴 (新字新仮名) / 邦枝完二(著)