“山東庵京伝”の読み方と例文
読み方割合
さんとうあんきょうでん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これは寛政かんせい御改革のみぎり山東庵京伝さんとうあんきょうでん黄表紙御法度きびょうしごはっと御触おふれを破ったため五十日の手鎖てぐさり、版元蔦屋つたや身代半減しんだいはんげんという憂目うきめを見た事なぞ
散柳窓夕栄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
戯作者げさくしゃ山東庵京伝さんとうあんきょうでんは、旧臘くれうちから筆を染め始めた黄表紙「心学早染草」の草稿が、まだ予定の半数も書けないために、扇屋から根引した新妻のおきく
曲亭馬琴 (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
お坊さんの住いのへいに沿って山東庵京伝さんとうあんきょうでんの書案の碑とか中原耕張の筆塚とか並木五瓶ごへいの「月花のたはみこゝろや雪の竹」という句の刻んである碑とか、いろいろの石碑が一列に並んでいる。
如何なる星の下に (新字新仮名) / 高見順(著)