“山東”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さんとう88.9%
サントン11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのうちに任期が満ちて、彼は山東さんとう別駕べつがに移されたので、家族を連れて新任地へ赴く途中、荏平じんへいという所の旅館に行き着いた。
梁山泊りょうざんぱくといって。いや、違ッた、そ、その梁山泊のある山東さんとうという地方へ、じつアこんど、おらあ役人になって行くわけさ」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ところが意外にも支那に利権回復熱が高まり、米が広東カントンに鉄道の敷設をはじむるとこれを拒む。独逸ドイツ山東サントンに鉱山の採掘を始むると、また躍起運動を開始してこれを拒み、いずれもその利権を取戻した。
三たび東方の平和を論ず (新字新仮名) / 大隈重信(著)