“旧跡”のいろいろな読み方と例文
旧字:舊跡
読み方割合
きうせき40.0%
あと40.0%
きゅうせき20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
のち五年を勅免ちよくめんありしかども、ほふひろめためとて越後にいまししこと五年なり、ゆゑに聖人の旧跡きうせき越地にのこれり。弘法ぐほふ廿五年御歳六十の時みやこかへり玉へり。
処は相州東鎌倉雪の下村……番地の家は、昔何某なにがしとかやいえりし大名やしき旧跡あとなるを、今は赤城あかぎ得三が住家とせり。
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
坂東ばんどう第二番の巡拝所じゅんぱいじょ、名高い霊場れいじょうでございますが、唯今ただいまではとんとその旧跡きゅうせきとでも申すようになりました。
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)