“魔形”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まぎょう87.5%
まぎやう12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
喬木の魔形まぎょうが雲のはやい空に揺れて、唸っている。足場の人影は、あわただしく、活溌になって、木ッ葉や、鉋くずが、地に舞った。
無宿人国記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「そのとおりだ。さりとて宮の高いご位置にあって、その魔形まぎょうやからを自由自在にお使いあるにはどうにもならぬ。この尊氏はどうしたらいいのか」
「いで、此上このうへは、茄子なすびいんむすんでけ、いろはにほへとといのるならば、などか奇特きどくのなかるべき、などか、ちりぬるをわかンなれ。」といのときかさはんびらきにした、なかにも毒々どく/\しい魔形まぎやうなのが
くさびら (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)