“まぎょう”の漢字の書き方と例文
語句割合
魔形100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、八万八千の魔形まぎょうが、火となり煙となって、舞いおどるほのおのそこに、どんな地獄じごくが現じられたであろうか。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
叫んで、再び起ちかけた時は、もう平四郎の姿は、草露の光る彼方へ、跳る魔形まぎょうのように、馳け去っていた。
夏虫行燈 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そのほか一味の乾分こぶんと名のつくともがら、あとから後からと姿をあらわして、魔形まぎょう一列を成すかと思われましたが、十二、三人目に出てきたお人好しの率八を殿しんがりとどめとして
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)