“亂雜”のいろいろな読み方と例文
新字:乱雑
読み方割合
らんざつ83.3%
だらしなさ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
居室へやかへつてると、ちやんと整頓かたづいる。とき書物しよもつやら反古ほごやら亂雜らんざつきはまつてたのが、もの各々おの/\ところしづかにぼくまつる。
都の友へ、B生より (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
文壇ぶんだん論陣ろんぢん今やけい亂雜らんざつ小にながれて、あくまでも所信しよしん邁進まいしんするどう々たる論客きやくなきをおもふ時、泡鳴ほうめいさんのさうした追憶ついおくわたしにはふかい懷しさである。
文壇球突物語 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
不取敢とりあへずその惢を捻上げると、パッと火光あかりが發して、暗に慣れた眼の眩しさ。天井の低い薄汚ない室の中の亂雜だらしなさが一時に目に見える。
病院の窓 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)