“泡鳴”の読み方と例文
読み方割合
ほうめい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
清子様にあの位の苦悶があれば同様に泡鳴ほうめい氏もどの位お苦しみになつたかしれないと云ふことは直に誰にでもお察しが出来ると思ひます。
らいてう氏に (新字旧仮名) / 伊藤野枝(著)
文壇ぶんだん論陣ろんぢん今やけい亂雜らんざつ小にながれて、あくまでも所信しよしん邁進まいしんするどう々たる論客きやくなきをおもふ時、泡鳴ほうめいさんのさうした追憶ついおくわたしにはふかい懷しさである。
文壇球突物語 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
キリスト教の匂いの強い学校も多く、明治文人の岩野泡鳴ほうめいというひとも若い頃ここの東北学院に学んで聖書教育を受けたようだし、また島崎藤村とうそんも明治二十九年
惜別 (新字新仮名) / 太宰治(著)