“泡雪”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あわゆき80.0%
あはゆき20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
泡雪あわゆきのように大地を蹴散らかして勢いよく叫びの聲をお擧げになつて待ち問われるのには、「どういうわけでのぼつてられたか」
丁度日の暮方くれがた、北割下水へ通り掛りますと、向うの岸が黒山のような人立で、剣客者けんかくしゃの内弟子らしい、はかまをたくしあげ稽古着けいこぎを着て、泡雪あわゆき杓子しゃくしを見た様な頭をした者が
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
心を引つかきまはされるやうな男を待つてゐるよりも、現在のまゝで生きてゆくのもたのしいと思へた。だが、その愉しさはまるで泡雪あはゆきのやうなたよりないものである事も承知だつた。
浮雲 (新字旧仮名) / 林芙美子(著)