“あわゆき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
淡雪54.2%
沫雪25.0%
泡雪16.7%
泡雪梨4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昼は消える淡雪あわゆき——降っているうちは綺麗で、積るということをしないうちに、いつ消えたともなく消えてしまう、春さきにこの湖の中などへ
大菩薩峠:38 農奴の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
静めてじっと念じていれば、岩だって沫雪あわゆきのようにすることもできるのですから、あなたの志望だって実現できることもありますよ
源氏物語:29 行幸 (新字新仮名) / 紫式部(著)
丁度日の暮方くれがた、北割下水へ通り掛りますと、向うの岸が黒山のような人立で、剣客者けんかくしゃの内弟子らしい、はかまをたくしあげ稽古着けいこぎを着て、泡雪あわゆき杓子しゃくしを見た様な頭をした者が
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
箱の内は何ぞ。莎縄くぐなわを解けば、なかんずく好める泡雪梨あわゆきの大なるとバナナのあざらけきとあふるるまでに満ちたり。武男の心臓むねの鼓動は急になりぬ。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)