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泡鳴
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ほうめい
ふりがな文庫
“
泡鳴
(
ほうめい
)” の例文
清子様にあの位の苦悶があれば同様に
泡鳴
(
ほうめい
)
氏もどの位お苦しみになつたかしれないと云ふことは直に誰にでもお察しが出来ると思ひます。
らいてう氏に
(新字旧仮名)
/
伊藤野枝
(著)
文壇
(
ぶんだん
)
の
論陣
(
ろんぢん
)
今や
輕
(
けい
)
佻
亂雜
(
らんざつ
)
卑
(
ひ
)
小に
流
(
なが
)
れて、
飽
(
あく
)
までも
所信
(
しよしん
)
に
邁進
(
まいしん
)
する
堂
(
どう
)
々たる
論客
(
きやく
)
なきを
思
(
おも
)
ふ時、
泡鳴
(
ほうめい
)
さんのさうした
追憶
(
ついおく
)
も
私
(
わたし
)
には
深
(
ふか
)
い懷しさである。
文壇球突物語
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
キリスト教の匂いの強い学校も多く、明治文人の岩野
泡鳴
(
ほうめい
)
というひとも若い頃ここの東北学院に学んで聖書教育を受けたようだし、また島崎
藤村
(
とうそん
)
も明治二十九年
惜別
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
叡山の
根本中堂
(
こんぽんちゅうどう
)
の前にその木があるという。鶴見はまだ見ないが、
泡鳴
(
ほうめい
)
がそれについて一度語ったことを覚えている。
伝教大師
(
でんぎょうだいし
)
の時代まで
遡
(
さかのぼ
)
るとすれば、その渡来も随分古いものである。
夢は呼び交す:――黙子覚書――
(新字新仮名)
/
蒲原有明
(著)
露伴、
藤村
(
とうそん
)
、鏡花、秋声等、昭和時代まで生存していた諸作家は別として、僅かに一、二回の面識があった人々は、この外に
鴎外
(
おうがい
)
、
敏
(
びん
)
、
魯庵
(
ろあん
)
、
天外
(
てんがい
)
、
泡鳴
(
ほうめい
)
、
青果
(
せいか
)
、
武郎
(
たけお
)
くらいなものである。
文壇昔ばなし
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
▼ もっと見る
また知らう筈もないが氏の書かれた処に依ると氏は
泡鳴
(
ほうめい
)
氏に対して友情以上に何物も持たなかつたから肉の誘惑に(勿論自分が愛を持つまでは)動かされまいと決心したと云つてゐられる。
岩野清子氏の『双棲と寡居』について
(新字旧仮名)
/
伊藤野枝
(著)
赤黒い人テカ/\光る顔、話がおもしろくなつて来ると大きな鼻の穴を一層ひろげて、出来る丈け口を開けて
四辺
(
あたり
)
の人を呑んでしまふやうな声を出して笑ふ
泡鳴
(
ほうめい
)
氏は小胆な正直者であります。
妾の会つた男の人人
(新字旧仮名)
/
伊藤野枝
(著)
泡
常用漢字
中学
部首:⽔
8画
鳴
常用漢字
小2
部首:⿃
14画
“泡”で始まる語句
泡
泡沫
泡立
泡盛
泡雪
泡沫夢幻
泡斎
泡食
泡吹
泡咲