“らんざつ”のいろいろな漢字の書き方と例文

語句	割合
亂雜	62.5%
乱雑	37.5%

亂雜

「いや御覽（ごらん）の如（ごと）く亂雜（らんざつ）な有樣（ありさま）で」と言譯（いひわけ）らしい返事（へんじ）をしたが、それを緒（いとくち）に、子供（こども）の世話（せわ）の燒（や）けて、夥（おびた）だしく手（て）の掛（かゝ）る事（こと）などを色々（いろ／＼）宗助（そうすけ）に話（はな）して聞（き）かした。

門 (旧字旧仮名) ／ 夏目漱石(著)

「管（かま）あねえで歸（けえ）れよ、おとつゝあ酩酊（よつぱら）つてんだから」女房（にようばう）はおつぎの意（い）を汲（く）んでやつた。後（あと）では亂雜（らんざつ）に散（ち）らかした道具（だうぐ）の始末（しまつ）をしながら女房等（にようばうら）はいつた。

土 (旧字旧仮名) ／ 長塚節(著)

乱雑

大学生（だいがくせい）のへやは、じつに乱雑（らんざつ）で、書物（しょもつ）や雑誌（ざっし）などが、取（と）り散（ち）らされてありました。

花と人の話 (新字新仮名) ／ 小川未明(著)