“土屋多門”の読み方と例文
読み方割合
つちやたもん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
養父土屋多門つちやたもんも泪ながらにあきらめて、あたらしくふえた土屋家仏壇の位牌いはいには、弥生の俗名と家出の月日とが記されてある……。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
それが町角へ消えてから小半刻こはんときもたったか。麹町こうじまち三番町、百五十石小普請こぶしん入りの旗本土屋多門つちやたもん方の表門を、ドンドンと乱打する者がある。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
故小野塚鉄斎の従弟いとこで、鉄斎亡きこんにち、娘の弥生やよいを養女格にひきとって、何かと親身に世話をしている麹町こうじまち三番町の旗本土屋多門つちやたもんであった。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)