“多門”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たもん87.5%
おかど12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
のこったものは殿とののご寝所しんじょのほうをまもれ、もう木戸きど多門たもんかためにはじゅうぶん人数がそろったから、よも、やぶれをとるおそれはあるまい」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
多門たもん小手こてを一本にめんを二本とりました。数馬は一本もとらずにしまいました。つまり三本勝負の上には見苦みぐるしい負けかたを致したのでございまする。
三右衛門の罪 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
多門おかど伝八郎は縁に立って呟いた。眼を刺すような霜の白さである。おもて四番町のかなり広い彼の邸は手入もせず、冬荒れのまま捨ててあった。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
多門おかど伝八郎と、近藤平八郎の二人は、老中たち列座の御用部屋へ呼ばれた。そして
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)