“警固”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けいご87.5%
かため12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
駕籠のまわりは水野家の足軽が五十人、一様に新しい柿の帷子かたびらを着、新しい白の股引をはいて、新しい棒をつきながら、警固けいごした。
忠義 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
程なく彼の船と、警固けいごはしけとが、両国下の横堀へ入ると、そこの一つ目橋の上に、先刻さっきの十一名が欄干に姿をならべていた。そして
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
頭領かしらの四郎でさえ手を下し得ない惨虐さんぎゃくをこの男は平気でやる、また、どんな、警固かためのきびしいやかたでもこの小男は忍び込むのに困難を知らなかった。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
〆切しめきり町内の自身番屋には鳶の者火事裝束にて相詰あひつめたり程なく惣人數そうにんずは數寄屋橋御門へ來しに見附は常よりも警固かための人數多く既に天一坊の同勢どうぜい見附みつけ這入はひれば門を〆切しめきりそれ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)