“〆切”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しめきり87.5%
しめき12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
下女の中にて三郎兵衞を少しうたがふ者ありしが夫は證據なき事とて是非なく今年ことし厄落やくおとしと斷念あきらめ帳面を〆切しめきりしが是を不幸けちの始として只一人の娘にむこえらあと
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
さてくだんの花簪屋と煎餅屋との間の露地口の木戸は、おしめ、古下駄等、汚物よごれもの洗うべからずの総井戸と一般、差配様おおやさん取極とりきめで、紙屑拾不可入かみくずひろいいるべからず、午後十時堅く〆切しめきり
湯島詣 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
武の家は一軒の母屋おもやと一軒の物置とありますが物置はいつも戸が〆切しめきってあってその上にがけから大きなかしの木がおっかぶさっていますから見るからして陰気なのでございます。
女難 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)