“しめきり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
〆切58.3%
締切33.3%
閉切8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さてくだんの花簪屋と煎餅屋との間の露地口の木戸は、おしめ、古下駄等、汚物よごれもの洗うべからずの総井戸と一般、差配様おおやさん取極とりきめで、紙屑拾不可入かみくずひろいいるべからず、午後十時堅く〆切しめきり
湯島詣 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
そのうちの一人いちにん締切しめきりの日に車で事務所へけつけてようやく間に合わせたといった。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
さては婆さんに試されたか、と一旦いったんは存じましたが、こう笠を傾けて遠くから覗込のぞきこみました、勝手口の戸からかけて、棟へ、高く烏瓜からすうりの一杯にからんだ工合ぐあいが、何様、何ヶ月も閉切しめきりらしい。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)