“覗込”の読み方と例文
読み方割合
のぞきこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「まあ何んと云う綺麗な腕環でしょう、之れは屹度きっと伯父様から、わたくしに贈って下さったのですよ」と云えば、二番目の娘は横合から覗込のぞきこんで
黄金の腕環:流星奇談 (新字新仮名) / 押川春浪(著)
跫音きようおんみだれて、スツ/\とれつゝ、ひゞきつゝ、駅員えきゐん驚破すわことありげなかほふたつ、帽子ぼうしかたひさしめて、そのまどをむづかしく覗込のぞきこむだ。
銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
おとらは作の隠れて寝ている物置のような汚いその部屋を覗込のぞきこみながら毎時いつものお定例きまりを言って呶鳴どなった。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)