“駅員”のいろいろな読み方と例文
旧字:驛員
読み方割合
えきいん60.0%
えきゐん40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
光吉こうきちの父親は鉄道の駅員えきいんだったが、五年まえに事故じこのために殉職じゅんしょくした。その後、母は、女手おんなでひとつで光吉こうきちをいままでそだててきたのだった。
美しき元旦 (新字新仮名) / 吉田甲子太郎(著)
「きょう、電車でんしゃに、なにか故障こしょうでもなかったでしょうか。」と、たまらなくなって、おかあさんは駅員えきいんにたずねました。
夕焼けがうすれて (新字新仮名) / 小川未明(著)
跫音きようおんみだれて、スツ/\とれつゝ、ひゞきつゝ、駅員えきゐん驚破すわことありげなかほふたつ、帽子ぼうしかたひさしめて、そのまどをむづかしく覗込のぞきこむだ。
銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
これが、すくなからずちや外套氏ぐわいたうしおどろかして、かれをして駅員えきゐんきふげしめたものに相違さうゐない。
銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)