“駅逓”の読み方と例文
旧字:驛遞
読み方割合
えきてい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まるで駅逓えきてい馬車みたいに、のべつ書きどおしで、ほかに打つ手がない。そのどこがすばらしいか、明るいか、ひとつ伺いたいものだ。
明日あすはいくらと駅逓えきてい局(その頃はもう郵便局と云っておりましたが、お父様は矢張りこんな風に昔の名前を云っておられました)
押絵の奇蹟 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
不躾ぶしつけでもある。あらためて翁と呼ぶ。翁が今住んで居る家は、明治三十九年に出来た官設の駅逓えきていで、四十坪程の質素な木造。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)