“駅逓司”の読み方と例文
読み方割合
えきていし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
駅逓司えきていしの趣意はまだ皆の間に徹しないかして、一概にこれを過激な改革であるとなし、自分らの利害のみを考えるものも出て来た。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
江戸の方にあった道中奉行所の代わりに京都駅逓司えきていしの設置、定助郷じょうすけごうその他種々さまざまな助郷名目の廃止なぞは皆この消息を語っていた。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
そうだ、政府からは駅逓司えきていしの菊池大令史がこの地方へ出張して来たころだ。なんと言っても、土屋総蔵の時代はよかったよ。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)