“不躾”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぶしつけ86.7%
ぶしつ12.0%
ぶたしな1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昔は客のいる前であまり不躾ぶしつけな話もできないというので小さな声で喋ったのであろうが、これを客が聞くとなおさらいやなものだ。
符牒の語源 (新字新仮名) / 三遊亭金馬(著)
不躾ぶしつけに襖をあけることは出来なかった。とはいえ、女の声で、自分の名を呼び、天国様をと云ったからには、——空耳でないとして——声の主を確かめたかった。
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「飲むすべは、湯の如く、幼きよりわきまえておりますが、大人のあそぶ茶とやらの道は、不躾ぶたしなみでござります」
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)