“のぞきこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
覗込97.1%
窺込2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おとらは作の隠れて寝ている物置のような汚いその部屋を覗込のぞきこみながら毎時いつものお定例きまりを言って呶鳴どなった。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
狭く暗い路地裏のいやに奥深く行先知れず曲込まがりこんでいるのを不思議そうに覗込のぞきこむばかりであった。
すみだ川 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
お山は二あしあし進寄つて、『何だよ大きな聲で……芝居に行かうと、何に行かうと餘計なお世話ぢやないか。お前に不義理な借金をてありやしまいし。』と言つて奧を窺込のぞきこむと
絶望 (旧字旧仮名) / 徳田秋声(著)