“覗眼鏡”の読み方と例文
読み方割合
のぞきめがね100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
舷側げんそくの明り窓から西洋の景色や戦争の油画を覗かせるという趣向の見世物みせものこしらえ、那破烈翁ナポレオン羅馬ローマ法王の油画肖像を看板として西洋覗眼鏡のぞきめがねという名で人気をあおった。
久助は片手にひっかけ鉤をつけた釣竿を持ち、片手に覗眼鏡のぞきめがねを動かしては、急湍きゅうたんをすかせながら腰までかして川をわたった。こうやって釣った鮎は毎日の客の膳に上るのだった。
忠僕 (新字新仮名) / 池谷信三郎(著)
それから父は瓢箪池ひょうたんいけの傍で万国一覧という覗眼鏡のぞきめがねこしらえて見世物を開きました。
寺内の奇人団 (新字新仮名) / 淡島寒月(著)