“老眼鏡”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ろうがんきょう55.6%
らうがんきやう22.2%
おいめがね11.1%
ろうがんきやう11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
不思議だから、『これは何ういう眼鏡ですか?』と訊いたら、『老眼鏡ろうがんきょうの弱いのです』と答えて笑っているじゃないか?
親鳥子鳥 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
蘿月らげつ紙入かみいれの中にはさんだ老眼鏡らうがんきやう懐中ふところから取り出して、づ洋装の教科書をば物珍ものめづらしく一冊々々ひろげて見てゐたが、するうちにばたりとたゝみの上に落ちたものがあるので
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
老眼鏡おいめがねここにこそ、はあきぬ
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
銅印どういんが一つ、石印せきいんふたつ、ペン皿に代へた竹の茶箕ちやき、その中の万年筆、それからぎよく文鎮ぶんちんを置いた一綴りの原稿用紙——机の上にはこのほか老眼鏡ろうがんきやうが載せてある事も珍しくない。
漱石山房の秋 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)