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手鑓
ふりがな文庫
“手鑓”の読み方と例文
読み方
割合
てやり
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
てやり
(逆引き)
舟が中流に出てから、庄司は持つてゐた十
文目筒
(
もんめづゝ
)
、其外の人々は
手鑓
(
てやり
)
を水中に投げた。それから川風の寒いのに、皆
着込
(
きごみ
)
を
脱
(
ぬ
)
いで、これも水中に投げた。
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
白綾
(
しらあや
)
に
紅裏
(
もみうら
)
打ったる
鎧下
(
よろいした
)
、
色々糸縅
(
いろいろおどし
)
の鎧、
小梨打
(
こなしうち
)
の
冑
(
かぶと
)
、
猩々緋
(
しょうじょうひ
)
の陣羽織して、
手鑓
(
てやり
)
提
(
ひっさ
)
げ、城内に駈入り鑓を合せ、目覚ましく働きて好き首を取ったのは
蒲生氏郷
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
式部
手鑓
(
てやり
)
にて真柄が
草摺
(
くさずり
)
のはずれ、一鑓にて突きたれど、真柄物ともせず、大太刀をもって払い斬りに斬りたれば、匂坂が
甲
(
かぶと
)
の吹返しを打ち砕き、余る太刀にて鑓を打落す。
姉川合戦
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
手鑓(てやり)の例文をもっと
(4作品)
見る
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
鑓
漢検準1級
部首:⾦
21画
“手”で始まる語句
手
手拭
手前
手巾
手繰
手許
手向
手綱
手際
手燭
“手鑓”のふりがなが多い著者
柴田宵曲
幸田露伴
菊池寛
森鴎外