“猩々緋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しょうじょうひ89.3%
しやう/″\ひ10.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
猩々緋しょうじょうひの服の上に、もう一重ひとえ草色繻子じゅすの肩ぎぬを着ていたが、その背には「ひときり」の一字が大紋みたいに金糸きんし刺繍ぬいとりしてあるのであった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
猩々緋しょうじょうひのような唐紅からくれないに彩られそめたとおもったら、向こう河岸で仕掛花火の眉間尺みけんじゃくがクルクルクルクル廻りだしていた(下略)。
小説 円朝 (新字新仮名) / 正岡容(著)
前を見ればジヤルルック君は土耳其とるこ帽の上に白手巾しろはんけちを被り、棒縞の白地(筒袖にして裾の二方を五寸ばかり開く)に五寸幅の猩々緋しやう/″\ひの帯して栗毛を歩ませ
招ぎ御上にはてん文お稽古中なれば天文臺へ入せらるゝなり其用意よういすべしと申付るにぞ役人は早速其用意をなしまづ天文臺へは五しきの天幕を張廻し長廊下より天文臺まで猩々緋しやう/″\ひ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)