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猩々緋
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しやう/″\ひ
ふりがな文庫
“
猩々緋
(
しやう/″\ひ
)” の例文
前を見ればジヤルルック君は
土耳其
(
とるこ
)
帽の上に
白手巾
(
しろはんけち
)
を被り、棒縞の白地(筒袖にして裾の二方を五寸ばかり開く)に五寸幅の
猩々緋
(
しやう/″\ひ
)
の帯して栗毛を歩ませ
馬上三日の記:エルサレムよりナザレへ
(新字旧仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
招ぎ御上には
天
(
てん
)
文お稽古中なれば天文臺へ入せらるゝなり其
用意
(
ようい
)
すべしと申付るにぞ役人は早速其用意をなし
先
(
まづ
)
天文臺へは五
色
(
しき
)
の天幕を張廻し長廊下より天文臺まで
猩々緋
(
しやう/″\ひ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
真赤
(
まつか
)
だ、
黄金
(
きん
)
だ、
雪白
(
せつはく
)
だ、
猩々緋
(
しやう/″\ひ
)
だ
南洋館
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
(著)
能
(
よく
)
こそ心掛給ひしと
甚
(
いた
)
く
賞美
(
しやうび
)
なし外々にて才覺致候はんと申ければ隱居は暫く考へ
脊負葛籠
(
せおひつゞら
)
一ツ取出し中より
猩々緋
(
しやう/″\ひ
)
虎
(
とら
)
の
皮
(
かは
)
古渡
(
こわた
)
りの
錦
(
にしき
)
金襴
(
きんらん
)
八
反
(
たん
)
掛茶入
(
かけちやいれ
)
又は
秋廣
(
あきひろ
)
の短刀五
本骨
(
ほんぼね
)
の
扇
(
あふぎ
)
の三
處拵
(
ところごしら
)
への
香箱
(
かうばこ
)
に
名香
(
めいかう
)
品々
(
しな/″\
)
其外金銀の小道具を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“猩々緋(
猩猩緋
)”の解説
猩猩緋(しょうじょうひ、猩々緋)、猩々緋色(しょうじょうひいろ)は、臙脂(えんじ)色と区別するために付けられた色名で、色彩は赤みの強い赤紫色。
ポルトガルやスペインとの南蛮貿易の舶来品で知られる色で、室町時代後期以降に流行する。特に戦国時代、武士は南蛮貿易で入手した猩々緋色の羅紗(らしゃ)の生地で陣羽織などを仕立て、珍重された色である。
色彩の対比 - 標準的な赤色 - 猩々緋色
(出典:Wikipedia)
猩
漢検1級
部首:⽝
12画
々
3画
緋
漢検準1級
部首:⽷
14画
“猩々”で始まる語句
猩々
猩々爺
猩々袴
猩々凧
猩々斎
猩々皮
猩々講
猩々足
猩々齋樣
猩々庵原松