“蝋燭屋”の読み方と例文
読み方割合
ろうそくや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
爺「えゝ仰願寺こうがんじをくれろと仰しゃるんですか、えへゝ仰願寺なら蝋燭屋ろうそくやへおいでなさらないじゃアございませぬよ」
闇夜の梅 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「ばかを言え、こうして吊るして歩くんだ、これから蝋燭屋ろうそくやへ行って百目蝋燭の太いのを買ってやる」
大菩薩峠:06 間の山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
また湯屋があった、黒いけむりが、町の薄緑色の夕空に上っている……車屋の家は、軒の傾いた小さな店で蝋燭屋ろうそくやの隣りにあったが、日が暮れるとじきに戸を閉めてしまうのが常である。
不思議な鳥 (新字新仮名) / 小川未明(著)