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燭
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そく
ふりがな文庫
“
燭
(
そく
)” の例文
是を蝋
燭
(
そく
)
立
(
たて
)
と見たのは三四郎の臆断で、実は何だか
分
(
わか
)
らない。此不可思議の蝋燭
立
(
たて
)
の
後
(
うしろ
)
に
明
(
あき
)
らかな
鏡
(
かゞみ
)
がある。光線は
厚
(
あつ
)
い
窓掛
(
まどかけ
)
に遮ぎられて、充分に這入らない。其上天気は曇つてゐる。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
産屋
(
うぶや
)
洩る初日影より、臨終の
燭
(
そく
)
の火までも
海潮音
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
盲
(
めしひ
)
の
嫗
(
うば
)
が
燭
(
そく
)
もなく手さぐりつたふ
渡殿
(
わたどの
)
の
故郷の花
(旧字旧仮名)
/
三好達治
(著)
さらにまた
他
(
た
)
の
燭
(
そく
)
をたてまつれ。
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
ほのかなる
燭
(
そく
)
の
火
(
ほ
)
のかげに
如是
(新字旧仮名)
/
末吉安持
(著)
▼ もっと見る
下女は又、「
暫
(
しば
)
らく、どうか……」と挨拶をして
出
(
で
)
て行つた。三四郎は静かな
室
(
へや
)
の
中
(
なか
)
に席を
占
(
し
)
めた。正面に
壁
(
かべ
)
を切り抜いた小さい暖炉がある。其上が横に長い
鏡
(
かゞみ
)
になつてゐて、前に蝋
燭
(
そく
)
立
(
たて
)
が二本ある。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
産屋
(
うぶや
)
洩る初日影より、臨終の
燭
(
そく
)
の火までも
海潮音
(新字旧仮名)
/
上田敏
(著)
“燭”の解説
燭(しょく、記号:c.)は、かつて使用されていた光度の単位。燭光(しょっこう、英:Candle Power)あるいはキャンドル(candle)ともいう。蝋燭1本分の明るさを目安としている。
単位であることを区別するため「単位燭光」ともいうが、国によって異なるものがあった(英燭光、仏燭光、独燭光など)。
(出典:Wikipedia)
燭
漢検準1級
部首:⽕
17画
“燭”を含む語句
蝋燭
手燭
紙燭
燭光
燭火
大燭台
燭台
裸蝋燭
銀燭
百目蝋燭
蝋燭立
南天燭
秉燭
燭涙
大燭臺
百燭
電燭
華燭
燭臺
蝋燭屋
...