“其書”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そのしよ80.0%
それ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ゆゑ其傳そのでん(六六)ついづ。其書そのしよいたつてはおほこれり。ここもつろんぜず、その(六七)軼事いつじろんず。管仲くわんちう所謂いはゆる賢臣けんしんなり。しかれども(六八)孔子こうしこれせうとす。
この菊塢きくう狂歌きやうかしゆ発句ほつくあり、(手紙と其書そのしよ移転ひつこしまぎれにさがしても知れぬは残念ざんねんにもかくにも一個いつこ豪傑がうけつ山師やましなにやらゑし隅田川すみだがは」と白猿はくゑんが、芭蕉ばせうの句をもじりて笑ひしは
隅田の春 (新字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
そのシナ兵にピンビタンから貰って来たシナ文字の通行券を渡して行くので、其書それにはこの二人の通行を許せという文句が書いてあるのです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
其書それに訳の分らぬ言葉が一つ書いてあるという様子を聞いてみるに、あるいはロシア語ではないかしらんと思いました。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)